3月11日という日。

あっという間の1年。でも被災地の方々にとっては長かったのかもしれない1年。

今日は至って普通に過ごしてました。
仕事も休みだったので、意識的にこの日常に感謝しながら。

大阪では、朝はとても天気が良くて。
それがまた泣けた。

去年の終わりごろ出版された本で「あさになったらまどをあけますよ」という絵本があるんですが、そんな晴れた朝の景色を見た時に、その絵本を思い出しました。

子ども達が自分の好きな場所で朝を迎えて窓を開けていくだけなんだけど、見開きで展開されるそれぞれの朝の景色は息を飲むほど美しくて…。
変わらない景色に自分の存在を認めてもらったような、そして明けない夜はないんだと、読む度に元気をもらえます。

作者の荒井さんは被災地に何度も足を運ばれたそうなんですが、そこからこんなに美しい絵本が生まれるってところが素敵だなって。
私が去年読んだ絵本の中では一番好きな本です。


そして、今日と言う日に、あらためて「wild flower」を聴きなおしました。
アルバム曲の中では一番好きな曲だったんですが、じっくり聴いてるとほんとにすごい曲だなと。
先日M-ONの特番でkenちゃんが「何も言葉(単語)を連想させずに気持ちの良い音を出したいと思って作曲した」って言ってたのを思い出すと余計にそう思います。

そんな曲にhydeさんの想いをhydeさんの言葉で綴った歌詞。
「震災を無視してアルバムを完成させることはできなかった」と言われていたように、日本人はみんな、この一年は本当にいろいろなことを思い、考えて過ごした一年だったと思います。

元には戻らないかもしれないけれど、少しでも今見えている景色が好きになれますように。
一日でも多く心穏やかな日が過ごせますように。